わたしの看護師としての20代は「辞めたい」の連続でした。(実際に辞めてるけど..w)
「看護師」と聞くだけで、バリバリ働く女性という印象を持たれる方もいますが..。わたしのようにダメダメな看護師もいると伝えたいですね。そんな私も30代になった今は、環境の良いところでしっかり働けていますから!
今回はナースになったにも関わらず仕事が上手く行かなくて、自信を失っている方の励みになればと思い自身の経歴をまとめてみました。
Contents
看護師アリサの転職歴
新卒就職から、今現在までの転職歴を書いてみました。
わたしの自己紹介も兼ねているので、ナースの転職情報として見るも良し。純粋に看護師ブログとして楽しんで頂いても嬉しいですw
① 大学病院の小児科病棟(21歳~23歳)
新人ナースとして入職したのは、大学病院の小児科病棟(三次救急指定病院)でした。看護学校を卒業後、そのまま付属の病院にある小児科に入れたという感じですね。
元々小児科かNICUの希望を看護部長との面談で伝えていたので、希望が通った際にはとても嬉しかったです。わたしは子供が好きで、保育士さんにも憧れたことがあるくらいでしたので。
しかし現場にやってくる子供たちの中には、がんの末期や脳死状態、虐待で入院する子なども目の当たりにすることになります。想像はしていましたが、思ったよりもハードな現実に耐えられなくなっていきました。
子供好きで選んだことは悔やんでいませんが、心が折れて辞めてしまい職場を後にすることになったのです。
② 転職を目指すも「ウツ病」で休職(1年間の療養)
小児科病棟を辞めた後は、少しだけ休んで転職しようと思っていました。ただ、新卒でせっかく希望していた部署に入れたのに自ら辞めてしまったことで気持ちが落ち込む日々。
それでも仕事は探さないといけないのでハローワークには通うことに。しかし思うような求人が見つからず..。ハローワークにいる周りの人たちのように、どんどん求職できない自分自身に焦りました。
結果的にこの頃は「ウツ病」にも罹っていたことも分かり、しばらく療養も兼ねて休職の道へ。転職するつもりで辞めたのに、思ったように活動できないことで就活失敗を経験しています。
「仕事を辞めたこと&うまく行かない就活」によって、ノイローゼ気味になってしまい「メンタルが弱い看護師なんて他にいるのかな」と一人不安な時期を送っていました。
③ 総合病院の消化器内科(25歳~28歳くらい)
休職してウツ病も回復したことで、「また看護師として頑張ろう」という活力が湧いてきました。ただ気になったのは、1年もブランクが出来たことです。
ちょうどこの時期に、看護学校時代からの友人が仕事を探していたのですが、彼女からナース向け人材サイトを使えばいいと教わりました。
ハローワークと違い個別対応の場が設けられるので、周りが検索機でカタカタ調べているなどペースが乱されずに仕事を探せることに救われます。
看護師専門の就活コンサルタントさんが転職ナビゲートをしてくれる感覚ですね。
これによって、わたしは看護師としての復職が叶いました。「総合病院の消化器内科」を選んだのは、大人に対応するスキルを持っていなかったので磨くことを目指したからです。
ただ、看護師の世界にありがちな「人間関係」に巻き込まれてしまいまたしても離職..。ここで書くと収まり切らないので他で書きますが、人間関係は看護の仕事に限らず問題になりやすいですよね..。
④ 採血のバイト(28歳のころ半年ほど限定で)
20代なのにあまりにもハイペースで仕事を辞めて来たので、さすがにちゃんと安定した場所で働かねばと思うようになっていました。アラサー的な心の成長というやつでしょうか。
ひとまず、継続できそうな職場を選ぶために看護師の特権を活かしたバイトをしながら求職活動をしています。それが採血バイト。
MCナースネット
で募集していたので、ゆっくり探せるようお小遣いを稼ぐことに。
好きな時にバイトが出来て、しかも時給も良いお仕事。「次の仕事を見つけるまで」と言いつつ、条件が良すぎてついつい半年ほど採血バイトをすることにw割のいい仕事ってあるんですね(笑)
⑤ 心療内科クリニック(2か月ほどで辞める)
せっかく採血バイトでゆっくり時間をかけて仕事を探していたにも関わらず・・。まさかの2ヵ月で辞める職場に入ろうとは(汗)
自宅から自転車で5分の距離にある心療内科クリニックでした。「心療内科だし急患とかもいなさそう」とか、「クリニックなので楽についていけそう」と安易に決めたのが間違いでした。
友人がこのクリニックと繋がっていて紹介してもらったんですけどね..。かなりブラックなクリニックで即辞めです。いずれ書きますが、「これはブラックだな」と思う病院だけはすぐ辞めるべきだと実感しました。
このクリニックに入る前に、ちょうど看護師の転職フェアで応募するか悩んだ病院があったので、激しく後悔したのを覚えています。
いくら近いところで働けても、仕事探しを友人任せにするなど「テキトーな選び方はダメ」という典型例でしたね..。というか、せっかく採血バイトまでして細かく病院を探した意味がなかったというw
⑥ 認知症病棟での看護業務(29歳~33歳今に至る)
そしてついに地に足を付けて働いての今です!もう年齢的にも結婚を考えているのですが、選んだ場所が出会いとは程遠い「認知症介護」の世界。患者さんと出会うつもりは無いけど、若い男性がいないw
過去に働いてきた病院(消化器内科)で、お年寄りと関わることが向いていると思っていたので、きっかけがあり就職を決意して働き始めました。
ちょうど利用していた
看護のお仕事
のキャリアアドバイザーさんから新着求人として紹介されたのですが、ここで落ち着くべきかと運命を感じたのもあります。
職場見学して雰囲気が良かったこと、勤務されていた方々と話してみて感じが良かったので決めました。けっこうドタバタしているのですが、今は継続的に頑張れているのでペースを崩さず続けたいです!
まとめ★20代で辞め続けた看護師でも再就職は出来る
看護師さんには頑張り屋な方が多いので、色々と背負って働かれている方が多いですよね。逆にわたしのように、挫けてしまいすぐに辞めていく人もいます。
しかし、大事なのはその時の直感であり、続けるも辞めるも自由なんですよね。看護師という仕事柄、求人は豊富でいくらでも転職はできますから。
そういった環境下で、辞めたい毎日を我慢して潰れてしまっては元も子もありません。「辞めたいけど離職後の人生がどうなるか不安」という方に、わたしの人生が参考になればと思います。
けっして誇れる経歴ではありませんが、わたしのような看護師もいることを知っていただければ勇気が湧く方もいるかと。
看護師としての生き方は、わたしだけでも無数に選択してきたわけですから。(辞めすぎという批判はお許しをw)
辞めたい日々が連続していても、前向きに頑張れば必ず道は開かれますよ。そのきっかけに「転職や休職してのリフレッシュ」も選択肢に入れられるといいですね。