ナースの働き方

【看護師の腰痛対策】ズキッ!と来ても時間をかけず解決する方法

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看護師の腰痛は、なるべく早く解決できる手段を取るべき」という話をします。

腰痛はナースの職業病ですよね。わたしも幾度となく腰の痛みを患ってきたので、あのズキッと来る独特な症状になると気が重くなります。

 

あまりにも痛みが強いと「看護師を辞めないといけないのかな」といった最悪のケースも想定しがち

ですがご安心を。腰痛問題に悩まされながらも、何とか乗り越えて働けているのがわたしです。

どうやって腰痛対策をしているのか。また、ズキッと来てもすぐに対処できる方法をまとめてみます。

看護師は腰痛対策に時間をかけるのはダメ!

 

どこで働いているかにもよりますが、腰痛になってしまう看護師さんは職務の中で痛めているはず。

外来なら少ないのですが、病棟で勤務していると移乗介助することも増えやすいです。小児病棟で働いていた時など、幼児を抱っこするだけでも痛めました。。(小児病棟の1日)

 

小さい子供だとしても、ふとした瞬間に来るのが腰痛ですから。何度も抱いたりしていると、必然的に痛みに悩まされる日が来るんですよ。

そういった環境にいながら、時間をかけてゆっくり治すというのは難しい。だからこそナースは時間をかけて治すと考えるより、「即効性のある解決策」を選んだ方がいいんです。

 

痛みが来たら即実行!すぐに解決に向かうナースの腰痛対策

痛みが来たらやるべき事を3つ書いておきます。

① 腰痛でキケンな事を周りに伝えて協力を仰ぐ

まずやるべきなのは、腰痛になったら周りに伝えること。これを全く言わないナースさんが多いのも問題なんですが(汗)

消化器内科病棟で働いていた頃、腰痛をガマンしていた同僚がいたんですね。彼女もまた「迷惑をかけてはいけない」と考えるタイプ。

 

相当な無理をしていたのか、ある日突然に仕事を辞めて行きました。もうドタバタ劇なんですが、「腰痛で動けない」と連絡があって2日で辞めてますからね..。

「無理な姿勢で移乗してしまった」と言っていたのは覚えているんですが、こうなる前に周りに協力を仰ぐべきだったんです。

 

周りに言うと、サボりに思われそうとか色々あるんでしょうけど。わたしの場合は、母が腰の手術を経験しているので絶対にムリはヤバいと思っていたので。

傷みが出てしまう時の腰痛には、周りへの協力要請で乗り切っています。これは周りに迷惑をかけているようで一種の連携作業なんですよ。

 

今は介護ナースをしてますが、普段から周りと支え合いの精神として申告するようにしています。腰痛になりやすい環境だからというのもありますが(汗)

毎日のように協力を頼むんじゃないんですから、せめて厳しい時くらいは周りに助けを求めましょう

 

② 自分に合ったコルセットは絶対に巻く

ちなみに、コルセットを使うというのは大事です。腰痛になってしまう人が出るのはしょうがないにしても、その先はコルセットを使うべきなんですね。

「コルセットは腰痛予防に使う物」と誤った認識を持っている人は考え直すべき。痛みが来ていたとしても、自分に合ったコルセットなら悪化しないよう守られますよ。

 

本当は毎日のようにつけておくのが対策ですが、それはそれで面倒ですし筋力も落ちるので使わない人も多いかと思います。

腰痛になってからでも遅くないので、早く自分にあったコルセットを使うようにすべきです。

 

整形外科医が開発したコルセットなども売られているので、「本当にヤバい」と思うような方は使うなど何とかしましょう。

市販のものでも、自分に合ってればいいのでしっかり腰を守って下さい。

 

③ どうにもならないなら休みながらお金を貰う

わたしは経験が無いんですが、たまに腰痛で休まれるナースさんもいます。2名くらいかな?過去に見てきました。

ベストなのは周りに協力してもらって乗り越える事なんですが、そういう問題じゃないレベルに痛めていると困りますよね。

 

その際に使えるのが休職なんですよ。腰痛と言っても、働けない状態でお金も貰う方法があります

傷病手当もしくは労災ですね。

貰える条件や、申請方法が変わるのですが大まかに見ておくと..

 

傷病手当

  • 腰痛の原因が仕事”以外”である
  • 医師から働けない証明をもらう必要がある

 

労災

  • 腰痛の原因が”仕事”である
  • 労働基準監督署で労災認定してもらう必要がある

 

個別のケースにより変わってきますが、どちらも腰痛で働くのが厳しい場合には使う事ができます。

あまり使ってる人を見かけないのは、どこか「休むのにお金を貰うのが悪い」といった価値観があるからだと思います。

 

身体を守らないといけないので、権利として使うべきところは使うべきですよ。

 

腰痛対策が取りにくい病院で働いている場合は?

これらが、ひとまず急な腰痛に対抗していく手段となります。しかし、こういった対策を使う事によく思わない病院があるのも事実ですよね。悲しいけどそういう職場もある..。

協力を求めたら良い顔をしないスタッフがいたり、コルセットを使っているだけで「大げさ」と見てくる人がいたり。「根性論じゃやってらんねー」と言い返したいところw

 

「休職すると逆に人間関係が悪くなる」といった職場で働いている人もいますから。

そういった際は最悪のケースとしての転職も考えるべきでしょう。理由はもちろんあります。

 

今は無理して乗り越える事ができるかもしれませんが、長い目でみると同じ事が起こった時に「また無理が必要」になりますよね?

1度無理して乗り越えてしまうと、人は欲深いので「前みたいに頑張ればいいでしょ」と要求してくるもの。つまり、無理を強いてくるんです。

 

そうなるとブラック病院まっしぐら。これは無理を飲んで頑張り続けるナースさんならわかるんじゃないかなと。

夜勤を断れずに引き受けたら、さらに続いたとか(苦笑) そうならないためにも、自己防衛はしっかりやらないといけません。

 

もしやむを得ず転職を考える場合は、看護コンサルタントさんがいる求人サイトもありますからね

腰痛も転職のきっかけになる人も多いので、腰への負担を抱えているナースさんに適した職場を提案してくれますよ。

 

体力の少ない女性にとって、腰痛はさらなるハンデになりかねないと思えば無理はできません。少しでも身体を労われる環境で働くよう祈ってます!

看護師求人のコンサルタントさんなら、当ブログでもまとめているので参考にしてみて下さい。

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