フリーランス看護師として働きたいけど迷うんだよね..
去年くらいからフリーランスで看護師をやろうか悩んでいた友人がいたのですが、今年の春からフリーで働き始めました。そんな彼女の近況を焼肉しながら聞いてきたのでご報告w
フリーランスでナースをやろうと思うと、どうしても気になるのはメリット・デメリットですよね。ですが、彼女の話を聞いてわかったのは「向き不向きで決まる」と言うことです。
なぜなら、メリットやデメリットが分かったところで、働いてみないと分からないから..。そこで傾向として、こういう人はフリーランスナースに向くよねって話をまとめています。
- フリーランスで看護師をしようか悩んでいる
- どういう人ならフリーランス看護師になれるのか知りたい
こういった看護師さんに向けて、具体的に解説していきます。最近やたら忙しくて、更新が遅くなって申し訳ないです。。
フリーランス看護師で働くメリット
まずはフリーランス看護師のメリットからお話していきます。
自由な働き方を選択できる
友人がフリーランスを選んだ理由でもあるんですが、病院に拘束される時間がしんどいということが根底にありました。
残業の酷い病院だったようで、常態化していたのも彼女のフリー化を後押ししています。
フリーランスで看護師をやり始めてからは、決まった時間を雇用条件の通りに働くので、時間がオーバーすることもなく上がれるとのこと。時間でお金を貰うので当然ですが..。
子育て中のママナースの方や、介護が必要な家族がいるなど、フルに働けない人にはメリットになる働き方ですね。休みが自由に作れるとか、羨ましいですw
年収は努力次第でUPさせられる
看護師の年収を増やそうと思うと、とりあえず夜勤を増やすことから始まります。
しかし、フリーランスの場合は、掛け持ちで働いたり、自分で働く時間を増やすことを選べるので、本当に努力次第なんですね。
欲しい年収額が決まったら、その金額を目指すように専門の看護求人アドバイザーさんと相談して決めればいいだけ。
体力的に問題がなければ、計画通りに働けば目標額に届くのはいいですよね。なるべく早く稼ぎたいという友人ナースも、この考えで今のところ月収もUPしています。
フリーランス看護師のデメリット
話していて気になったのはデメリットですね。何となく想像はしていたけど、わたしにはちょっと厳しいなと思う部分でもありました。
個人枠になるため周囲との繋がりには弱い
フルタイムで働く常勤ナースと、フリーランスのナースでは立場が違います。同じ時間に出勤することがなかったり、日によってはゆっくりできるのがフリーランス。
同じ病院でしか働いていない看護師だと、フリーランスの意味もよく分かっていなかったりするんですよね。そういう人たちに理解を得られず、繋がりが弱まることもあるとのこと。
女性同士なので、上っ面はみんな仲良くしてくれるのでいいのですが(それもどうなのw)、露骨に嫌な顔をする人がいてもおかしくはないと友人。
確かに、個人でやっていると、常勤とは感覚が違う世界になりがちですよね~。
収入が安定しないこともある
頑張れば稼げるのがフリーランスナースですが、休んだりすると保証が無いので病気などになるのは避けたいところです。
診療科にもよると思うんですが、ウイルスなどに感染しやすいところで働くと、休むリスクが増えるので収入が安定しないことにも繋がりますね。
友人ナースは、今のところ元気に働いていますが、普通に病院勤務している頃よりも休めないという意識はあるようです。
普通に働いてても休みにくいですが、休んだらお金にならないプレッシャーは覚悟すべきでしょう。
スキルアップや経験は増えにくい
フリーランスになると、スキルアップや経験は積みにくいこともあります。なぜなら、重要な仕事やスキルに繋がることは、常勤ナースが率先してやるからです。
責任問題とも言えますが、重要な仕事をフリーに任せてトラブルになると、後から問題になりますからね(汗)
例外的にフリーでも、同じ職場で常勤ナースと同じくらい働けばいくらでも仕事を任せてもらえるのですが、それだとフリーランスになった意味もありません。
わたしも、あまり仕事がデキる人ではないのですが、結果的に常勤で長く勤めているから看護主任にしてもらえたところも無きにしも非ず(苦笑)
スキルや経験を積むなら、同じところで働くのが効率的だよねと友人ナースも語っていました。
フリーランスナースが働きやすい職場【こんなところがオススメ】
ちなみに、友人がフリーランス看護師として働いている職場を書いてみます。個人的にも、おすすめできるなと思ったので参考にどうぞ。
美容外科クリニック
美容関係のクリニックで友人は働いています。なぜ美容外科なのかというと、美容外科は自由診療となるため、お金回りがすごくいいんですね。
セレブ系の女医さんがテレビに出ていると、大抵美容系をやっているのもそのためです。
スタッフにも時給が多めに支払われる傾向があるので、彼女は率先して選んでいました。あとは急患のように、慌てながら頑張る場面が少ないなどメリットは豊富です。
ただ、彼女は手術室で働いていた看護師でもある経験があって、働けている面もあるとは思います。
これについては入職してから覚えて行けばいいところもあるため、求人アドバイザーさんに相談しておくといいでしょうね。
老人介護、老人ホームなどの施設
老人施設は誰でもウェルカムですw
なぜなら、わたしが介護現場でバリバリに働いているからw友人も美容クリニックと掛け持ちで、週に数回だけ介護現場で働いています。
基本的に、介護経験の有無に問わず資格さえあれば入れますからね。実際、わたしの職場にフリーランスナースこそいない物の、パートで入っている看護師さんは多いです。
ポイントは、看護師として働くこと。介護現場は不思議な物で、「介護福祉士」の資格があっても、看護師の方がお給料は高いのです。
介護職員も、看護職員も同じ仕事を頑張るのに、多くお金が貰えるのでナースにとって介護現場は美味しいです。厚生労働省の平成28年度データでも
- 介護職員 179,680円
- 看護職員 236,120円
という風に、月給に差が出てしまいます。看護師でフリーをやるなら、介護業界は狙い目と言えます。
(参照 厚生労働省-介護従事者等の平均基本給)
夜勤専従ナース
夜勤を専門にやっているナースさんもいます。
夜勤はしんどいのですが、しんどい理由に、夜勤をすると生活リズムのバランスが取れなくなることがありますよね。
逆にフリーとして夜勤専従ナースができるなら、生活リズムは崩れず(夜型になりますが)、お金は一気に稼ぐことができます。
「女子が一気に稼ぐなら夜」みたいなところもありますが、看護師の仕事も夜にやってるよーって話ですw
看護師向けの単発系バイト
自由な時間で、好きなように働くという意味で、単発でお小遣い稼ぎという働き方もあります。単発系の仕事は、期間も決まっているし気楽に働けます。
わたし自身も、採血バイトを一時期やっていましたが、時給はいいし楽に稼げました。(採血バイトの経験)
検診バイトなどもそうですが、いつもあるわけではないけど、もし働く機会があるならやってみたいナースさんは多いはず。
その点で、フリーランスナースであれば、時間的に余裕が持てるので、選んで働きやすいということです。隙間時間や暇な日は、稼ぎに行ってもいいんじゃないでしょうか。
こんなナースは、フリーランス看護師に向く!特徴3つ
友人のフリーランス話を聞いたことも踏まえて、「こんなナースにはフリーが向いている」という特徴をまとめてみました。
看護師さんがフリーランスを目指す際に、向き不向きで考えるならチェックすべきです。
人間関係がサバサバしていても気にならない
フリーランス看護師になると、述べたようにフルで働くことも無くなります。そのため、人間関係的には少し常勤ナースに遅れを取るのですが..。
サバサバしている方なら、逆に人間関係の付き合いも減るので、楽に働ける環境ではないでしょうか。人間関係を気にすると、それだけで面倒も増えますからね。
わたしは、仲のいい同僚となら飲み会も行くのですが、仕事の付き合いみたいな飲み会は嫌いなので..。それでも常勤をやっていますけどねw
「人間関係はドライにいけるよ」って看護師さんには向いています。
同じ環境でずっと働くのが苦手
看護師として働く中で、日々の業務に飽きやすい人も、フリーに向いています。
同じ環境にいると、人は飽きてしまうのは当然ですが、個々によって差がでますよね。同じ環境で働くのはしんどいといいつつ、我慢できる人はできますが..。
そう考えると、2か所くらいで働けた方が精神衛生上もいい人もいると言えます。
友人は、美容クリニックと老人施設での仕事に分けているので、どこか新鮮な気持ちがあるまま働けるそうですよ。
育児や家庭の仕事の合間で働きたい
育児や家庭に時間を使いたい方は、思い切ってフリーでやっていくのも悪くはないと思います。
別に育休を取ったり、家庭の事情を話して常勤看護師として働くこともできるんですけどね。
子供ができたりすると、早退して帰らないといけなかったり、休みを取ることに引け目を感じるママナースさんは見てきました。
そう考えると、なるべく時間に融通を持たせられる働き方として、フリーランス看護師の道もあるなーというのはホンネにあるかと思います。
フリーランス看護師として仕事を見つけやすい求人サイト
最後に、フリーランス看護師として仕事を見つけるには、どういう求人サイトを使えばいいのか特徴をまとめておきます。
友人がフリーランス看護師を始めることになったMCナースネットを参考にして解説します。わたしも利用経験があるので、利用者として情報共有させて頂きますね。(MCナース利用体験クチコミ)
個別カウンセリングで働き方の要望をヒアリングしている
まず前提として、個別にカウンセリングをしてもらえる求人サイトを選ぶ必要があります。看護師の専門求人アドバイザーのことを指すのですが、相談相手がいないとどうにもなりません。
なぜなら、フリーランス看護師として働くには、働き方の要望がどなたにもあるからです。
病院側に、こちらの都合を伝えないといけないことはありますし、そういった際に伝えてもらえると便利です。要求って雇われる以上は遠慮しちゃうんですよね(汗)
個別にカウンセリングしているMCナースは、どういう働き方がしたいのか要望を請け負ってくれるのでとても話しやすいですよ。
検診バイト、ツアーナース、夜勤専従など、フリーランス後押し求人が豊富
フリーランス看護師になるには、仕事を見つけて来なければいけません。その点でMCナースは求人の幅に定評があり仕事を選びやすい側面があります。
検診バイト、ツアーナース、夜勤専従などフリーランスで働きたい人の後押しには十分といえる求人を揃えています。
できれば求人サイトへの登録は少なくしたいと思いますし、一か所で済ませられるMCナースはフリーに向いていると言えます。
わたしも、一時期ですががっつりではないけど、看護師として復帰したい時に利用したことがあります。とても親切でじっくり話を聞いてくれたので、助かりましたよ。
フリーランス看護師には、アフターフォローが必須
アフターフォローもMCナースであればしっかりついてきます。働き始めたけど、環境に違和感があってしんどいと思えばフォローを受ける必要があります。
些細な事で、職場と契約の行き違いなどがあるかもしれないので、一人で就活されるよりはずっと安心できるでしょう。
働き始める前より、働き始めた後のことを考える。これができるところで就職しておくと、トラブルは基本的に回避できます。
友人を通して話を聞いていると、フリーランスという働き方もいいなと思いました。ただ、わたしは今の職場が好きなので当面は頑張るつもりですw
もしフリーランス看護師に興味があれば、参考にして頂ければと思います。
フリーランス看護師に向いているMCナースネット