「転職したいけど大学病院やクリニックなどどこに就職したらいいのか分からない」という看護師さんも多いですよね。
わたし自身、ブログでも書いている通り「大学病院・総合病院・個人クリニック・医療法人」と色んなところで働いてきたナース。よく分からないまま入職した場所もあるので、お気持ちはわかります。
そこで少しでも各病院の違いを伝えられるよう比較してまとめてみました。転職の参考にどうぞ。
ナース転職に役立つ!病院施設の特徴と違い
わたしが実際に働いてきた場所ですが、同じ看護業務でも働いてみると色んな違いがありました。
特徴的にも、じぶんに合った場所に行かれることをオススメします。
大学病院
大学病院には小児病棟へ新卒入職した際にお世話になりました。三次救急指定で働いたので、かなり慌ただしい日常になっています。
看護学生時代の友人と集まると「大学病院は給料が良いから羨ましい」と言われることも多かったのですが、実際はそうでもありません..。
勤続年数や担当業務によっても変わるのですが、わたしは2年で辞めているので..。すみません暗い話で(汗)
たとえば5年スパンといった長期で働かれるなら給料UPも見えてくると思います。先輩などは産休などを乗り越えて戻ってきていましたので。
大学病院は倒産する恐れが無いので、公務員看護師として働ける点はメリットです。給料が大きく違うというより、安定しているイメージですね。
ちなみに、研修医の先生に練習として点滴や採血の機会を奪われることもあるため看護スキルを上げたい時には足枷となることも。
わたしが勤めていた頃は、たまに研修医がやる程度でしたが病院によって違うようです。
総合病院
看護スキル向上を目指すなら総合病院を狙うと良いです。忙しいですが、基本的な点滴ルート確保や採血に始まり、臨床で使う技術はやることになります。
わたしは消化器内科病棟で高齢者の方を相手に働いていましたが、同時に介護スキルまで身についていました。これが今の職場に役立っていますw
給料面では、大学病院のころと病棟が違うのでハッキリとした差は分かりませんが、少し多くなりました。
もちろん、夜勤をガンガンに行っていたのも影響しているのですが。夜勤できるかどうかは給料に影響するのはどこも同じでしょう。
これは入職前に調べられるので、高給を目指す方はチェックされるといいですよ。
また、大学病院と比較すると看護師の権力が強い傾向にあるのか、研修医の先生などは少し控え目でしたwわたしの印象ですが(笑)
個人クリニック
大きい病院ではなく、個人クリニックで働くことを視野に入れる人はお給料面で少し下がることもあるので注意が必要です。
わたしは心療内科クリニックに勤めましたが、緊急の処置などがほとんど無くてゆったりしていました。その分だけ給料も低めになります。
看護スキルも付きにくいと言われますが、色々と大病院に疲れている方などはクリニックで働けた方が夜勤もなく安定するので一概に悪いとも言えません。
気になったのは人間関係ですね。個人病院になると、独自ルールが生まれやすく良い病院と悪い病院の差が出来やすいかと。
勤めたクリニックはブラック病院だったので、わたしは2ヵ月で辞めています(苦笑)
看護師の友人にはクリニック勤務の子も多いのですが、ほぼトラブルも無く楽しいそうです。当たり外れはありますね~..。
医療法人
わたしは現在「認知症専門病棟」のある医療法人で働いています。他の医療法人で働いたことが無いのですが、特徴としては専門性の追求でしょう。
大学や総合病院と違い、独自の医療システムを築いて運営しているので、わたしのやっている認知症特化病院などは当たり前のように存在します。
他にも多少の診療科はありますが、特化して働くので大学や総合病院のように全ての科はありません。
給料面では、上にいる人たちは多いみたいですが下っ端は一般的な病院とさほど変わりません。
個人的に選んだのは、紹介された際に条件が良かったというだけですね。就職もご縁なので、ピンと来たら応募するのがいちばんでしょう。
有利なナース転職を実現するには?
各病院の特徴を挙げてみましたが、どこで働くにしても入職しないと分からないところはあります。
幸い、わたしはブラック病院に当たることも少なかったのですが、意図的にナース転職でサポートしてもらっていたことが大きく影響していると思っています。
どのようなサポートかと言うと「看護師の専門転職サイト」で、アドバイザーさんに以下のようなことをお願いしていたからです。
- 病院内の雰囲気を知りたい(見学を含む)
- 人間関係(先に入職した看護師の意見を聞いてもらう)
- 給料の仕組み(代理でアドバイザーさんに交渉してもらう)
- 勤務時間(残業代などの交渉を代理で任せている)
こういった一連の流れを、転職アドバイザーさんに任せて入職した場所ではトラブルも少なかったですね。
クリニックだけは独自に応募・面接を受けていたので、結果的に雑なことになってしまい反省しましたが..。
これらのことから「看護師が失敗しない有利な転職」を実現するには、転職アドバイザーのような代理人を立てることが必要だと肌で感じています。
もし、じぶんで病院側と交渉するのが苦手なら、言いにくい条件面も伝えてくれる看護師の転職サイトを活用してみると良いですよ。