転職しがちな看護師さんでも、20代にして5か所で働いた経験のある方は少ないと思います。(自慢する話では無いけど..わたしは転々としてきました汗)
友人からは「よくそれだけ転職できるよね」と驚かれます。
わたし自身も、ウツ病や転職でブランク・空白期間があったので履歴書作成には困りました。ちなみに、経歴はこちらに書いています。
しかし、履歴書も正しい書き方があることをご存知でしょうか?わたしが転職アドバイザーさんに添削をしてもらい、実際に書いてきた「わたしの実例サンプル履歴書」を紹介します。
Contents
わたしの経歴をまともに書いた場合【プロの添削前】
「これから転職する前提」になる履歴書をお見せするため、今の職場(認知症病棟)に入職する直前に書いたサンプルをお見せします。
まず、わたしがそのまま履歴書を書くと以下のようになります。
プロのアドバイザーさんの添削が無いので、ブランクも空白期間も気になるところ。
応募する際に気になる点
「ウツ病で休職=メンタル不安がある」と思われるのでは?
短期勤務を含め4回辞めているので「すぐ辞める」と疑われないか
転職の多さから、空白期間やブランクが目立つ
これらが心配ではありましたが、転職アドバイザーさんの意見を参考に少し書き換えて行くことになりました。
わたしが病院に提出した履歴書【プロの添削後】
自力で書いたら、本当にとんでもないことになる履歴書でしたが、看護師サイトのプロにお聞きして添削してもらうと以下のような指摘をもらえました。
こう見ると、違和感の無い履歴書に近づきます。
3つのポイントは、アドバイザーさんの添削とこちらの気になる点を相談をする中で「こういう書き方もある」と教わった影響もあります。
ポイント① ウツ病による休職は隠さなくていい
どの転職サイトで聞いても同じことを言われるのですが、「ウツ病で休職する看護師さんは多い」とのこと。仕事柄ハードですもんね(汗)
わたし自身、ウツで1年休職した後は「メンタルが弱いことが不安材料になる」と考え、事実を隠せないか悩みましたが..その必要はありませんでした。
もし面接で休養期間について触れられたら次のように素直に答えて大丈夫。
「精神的に疲れており休職することにしました。今は元気に回復しており、以前より強く成長しているため問題ありません」と。
このようにハッキリ返すことでプラス材料に変わるんですね。
実際、わたしもウツ療養後に面接で聞かれましたが、アドバイス通りの答えをして不利になった記憶が無いのです。これは他のブランクや空白期間にも使え便利ですw
ポイント② 繰り返される離職も、理由に筋が通っていれば問題ない
「辞めてばかり」という状況は、転職の多い方に取っては心配の種ですよね。しかし、これも理由をハッキリ答えられたら問題ありません。
転職アドバイザーさん曰く、「嫌になって辞めた」とか「病院がブラックだから」といった辞める原因や責任を病院側に押し付けるもので無ければ大丈夫とのこと。
確かに、わたしは病院のせいにして辞めているので耳が痛いです(汗)
もし、面接で離職理由を質問されたら筋が通っている理由を返すように準備しておきましょう。
たとえば、わたしが消化器内科を辞めた理由については、「お年寄りとの触れ合いから、高齢者や認知症に特化した看護をやりたいと思うようになったから」というようにしています。
書けるなら、履歴書の中に簡潔に理由を添えておくとパッと見た採用担当者に伝わりなお良いです。
聞かれた質問にうやむやで答えるようにならなければ、履歴書としては成立するので難しく考えなくていいですよ。わたしの転職経験上、筋が通った理由なら問題にされていませんw
ポイント③ 短期間で辞めてしまった病院は、全部書かなくてもOK
「すぐに辞めすぎて、短期離職したケースを書くのがしんどい」というナースさんもいますよね。これも、とあるアドバイザーさんから伺ったのですが「書かないという選択」もあるとのこと。
実際、わたしよりも多い回数の転職をされている方で、3~4か所の入職歴を削除しているナースさんもいるとお聞きしました。(上には上がいるなぁ..w)
たとえば、わたしは心療内科クリニックを2ヵ月で辞めていますが、それくらいなら書かなくても大丈夫ということ。実際にガッツリ消去して今の職場に入りましたから。
「転職歴が多い方ほど、多くの経歴を書かないといけない」と思いがちですが、事実は全く逆です。
内容が多すぎたら、読み手負担が増えるので面接官のためにも消しておくという戦略があるわけです。実際、添削前のわたしの経歴って読みにくいですからね(苦笑)
清廉潔白を求める履歴書ノウハウがありますが、あれってキレイゴトなんだよなー..と教えてくれるアドバイザーさんもいたくらいですw
ここで、これらのポイントを踏まえて仕上げると
仕上がった履歴書(添削済み)
かなりスッキリして見やすくなりましたw
最初とほとんど内容は変わらないけど、要らないところをカットしたり、説明を付けるだけで変わっちゃうのが履歴書の面白いところです。
まとめ★履歴書は「読み手のこと」を考えて書くべき
「こういった履歴書の書き方は、詐称では無いか?」という人もいるのですが、読み手の気持ちになって考えることを忘れてはいけません。
面接は忙しい業務の合間を縫って行ってくれますよね。その際に、あからさまに読みにくい経歴や疑問ばかりが浮かぶ内容になっていたらどんな気持ちになるか想像できますか?
「どうしてこの経歴で受けようと思ったのか?」と思わせてしまえば、じぶんはもちろん、相手側にも良いことがありません。
そう考えると、多少は読みやすくリライトすることも必要です。
「誤魔化す」とか「詐称する」という意味とは違い、お互いに気持ちよく面接ができることが重要。
履歴書はいわば就活するじぶんの顔。最低限のメイクを施し、相手に見てもらうというスタートラインに立つ気持ちが大事です。
何でも真実を書いていればいいのは学生時代まで。社会に出たら、過去を含めて分かりやすく見せることも重要になると覚えておきましょう。
もし、履歴書の書き方が分からないとか、じぶんの経歴はもっと酷いと思ってしまう方は、思い切ってプロの看護転職アドバイザーさんに聞きに行くのも良いと思います。
わたしもですが、添削を受けることで今のように履歴書がスイスイ書けるようになりましたので(笑)
看護系の求人サイトに登録すれば、無料で添削してもらえるのでオススメです。サービスを利用したからと言って、絶対に就職しなければいけない縛りなどもないのでお気軽にどうぞ。